『眼の痛み』
一言で眼の痛みといってもいろいろな種類があります。
まずは危険な眼の痛みからご紹介いたします。
●緑内障発作
緑内障発作とは眼の中の水の排出が傷害され眼の内圧が高まってしまう状態のことをさします。
眼の中は透明な水(房水)が循環しています。水は常に作られ続け、そして排出され続けています。このバランスで一定の圧力(眼圧)が保たれていますが、白内障の進行や内服薬の使用、姿勢など条件が重なると房水の出口がふさがってしまうことがあります。その場合眼圧が高くなりひどい眼の痛みや吐き気などを引き起こします。
この場合緊急の処置や手術が必要となることもありますので、急いで受診が必要です。
●視神経炎
視神経炎は眼から入った情報を脳に伝える役割をしている視神経に何らかの原因で炎症が起きてしまう病気です。
痛みを伴わないものもあり症状も視力障害・視野障害が顕著な方から殆どない方まで様々です。ステロイドによる加療が必要になることもあります。原因によっては血漿交換などが行われることもあります。
●感染症・アレルギー
角膜や結膜、眼内の感染症やアレルギーが原因で眼の痛みがでることもあります。他の診療科で治療中の病気と関連があることもあります。
●外傷・異物
外傷では角膜や結膜、眼内の損傷が原因で痛みが出ることもあります。なかには数年たってから痛みが出ることもありますので受傷直後に我慢なさらずいちど受診しておくことが大切です
砂や鉄、植物などの異物は角膜や結膜にはまり込んでしまうことがあります。早めの受診が大切です。
●眼精疲労やドライアイなど
眼の疲れによって痛みが誘発されることもあります。眼が疲れる原因としては、ものを見るときに近づきすぎている、近くを見る時間が長い、眼鏡があっていないなどが考えられます。ドライアイも原因となります。
●その他
一般的に患者様がごろごろするとおっしゃるときはまぶたを含めて眼の表面に問題があるとき、ずきずき・シクシクするとおっしゃるときは眼の中に問題があるとき、ずんずんするとおっしゃるときはおもに眼や眼の奥に問題があるときに多いです。診察の際はこのように痛みの性状を伺うことがありますのでご協力をよろしくお願いいたします。
複合的な原因で痛みが出ていることもあります。
痛みが生じたきっかけや痛む場所も大切です。また痛む時間帯(朝や夕方)や痛みが続く時間も参考になります。それらも併せて総合的に判断し、状況にあった治療・解決策をご提案いたしますのでお悩みの方は一度ご相談いただければとおもいます。