朝8時から眼科診療
隣接駐車場完備。台数制限や区画の指定ありません

小児眼科について

お子様の診療には特別な配慮が必要です。お子様はなれない環境では緊張してしまいうまく検査できないことがあります。これを異常と捉えてしまうと不必要な検査を繰り返す結果になります。しかし本当に異常がある場合には迅速にそれを見つけ出し対処する必要があります。その異常を捉えられないと、治療介入が遅くなり手遅れになるという恐れがあります。

当院ではお子様の検査は原則視能訓練士が担当いたします。お子様の検査のために検査室を閉鎖することもあります。より正確な検査のために全力を尽くします。

小児眼科の眼の症状について

◎斜視

斜視は対象物を見るときに目の向きが左右で合わないことを言います。左右で異なる情報が入ってきてしまうため1つのものが2つにみえることもあります(そのため一方の目の情報を無意識に遮断することがありこれを抑制といいます。斜視の方が必ずしも2つに見える症状を訴えないのはこのためです)。眼の向きを調整するのは片眼につき6つの筋肉とそれを支配する脳神経ですがこのバランスが崩れてしまうと斜視がおきます。脳神経外科や神経内科・小児科での精査が必要な場合もあります。

◎遠視

遠視は眼の中に入ってきた遠くの景色が網膜の後方で焦点を結ぶ状態を言います。軽い遠視であれば水晶体の調節によって網膜上にピントを移動することができますが、強い遠視では網膜の後方に焦点が移動し網膜上にピントを合わせることが困難です。近視の場合と異なり、近づいても更に焦点が網膜のより後方に移動するため見やすくなることはありません。弱視の原因となるので眼鏡の装用が必要となります。

◎軸性近視

一般的な近視のことです。近視は眼の中に入ってきた遠くの景色が網膜の前方に焦点を結ぶ状態を言います。その原因は主に眼球が前後方向に大きくなることにより焦点が取り残されてしまうことによるものです。いちど大きくなった眼の形は縮むことはありませんので近視は改善しません。見ているものが近づくと焦点が網膜の方に移動するのではっきりとみることができます。

◎仮性近視

近くを見る時間が長かったことにより、ピントを合わせるための筋肉が過剰に緊張し一時的な近視の状態を作り出してしまった目の状態です。生活を改善したり(20分近くを見たら20秒間遠くを見るようにするなど)、点眼を使用したりすることで改善することができます。

乱視

乱視は縦軸と横軸の焦点が異なる状態をいいます。縦軸を合わせると横軸がぶれ、横軸を合わせると縦軸がぶれます。網膜の近くで縦ブレを起こすタイプの乱視と、横ブレを起こすタイプの乱視があります。縦ブレでは眼を細めることによりぶれが軽減するので生活上の影響は小さい反面、横ブレではそれが難しいので生活への影響が大きくなります。

◎弱視

遠視や乱視や斜視、視覚情報の遮断などにより網膜に鮮明な画像情報が投影されなかったため、網膜で情報を受け取り脳に伝達し情報を処理するという経路が未発達となってしまう状態のことをいいます。

この情報処理系は6歳から8歳までに完成するのでそれまでに網膜上に鮮明な画像が見えるようにしないとそれ以降メガネなどで画像をみせても視力が出なくなってしまいます。

◎細菌性結膜炎

お子様は涙の排水路である鼻涙管がまだ未発達なため、かぜや鼻詰まりをきっかけに鼻腔からの菌が結膜で増えてしまうことがあります。これが細菌性結膜炎の主な原因となります。充血や目やにを伴う場合治療を必要としますので速やかに眼科の診察を受けてください。

◎ウイルス性結膜炎

接触により感染する結膜炎です。炎症が強く、充血・めやに・目の痛みを訴えます。速やかに眼科を受診しましょう。感染力が強いので手洗いや消毒などの対応が必要になります。めやにが炎症性の偽膜を作った場合適切なタイミングで除去しないとまぶたと白目が癒着してしまうなどの後遺症を残すこともあります。

◎先天性鼻涙管狭窄症

涙の排水経路である鼻涙管は上下のまぶたの目頭にある涙点からはじまり鼻腔につながりますが、鼻腔への開口部が生まれつき閉塞している状態です。生まれてすぐからの片目の目やにや、涙が多いというのが主な症状になります。閉鎖部は膜状に閉塞していることが多いので物理的に開けることで開放されます。これをブジーと言いますが、1歳までに自然に治ることも多い疾患なので様子を見ることもあります。

◎ものもらい(麦粒腫)

ものもらいはまぶたにある分泌腺に細菌がはいり炎症を起こし病気です。
正確にはものもらいはまぶたの分泌腺に細菌感染を起こす麦粒腫を指しますが、霰粒腫(めばちこ)などの感染を伴わないものも含む広い疾患群をまとめて指すことも多いです。炎症が関与するのでこすらないようにしなければならないのですがお子様では我慢できずにこすって腫れてしまうことがよくあります。一時的には冷やすようにするとよいです。腫れがひどくなった場合、まぶたの組織は周辺に炎症が広がりやすいので点滴が必要になることもあります。

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