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眼瞼下垂について

 通常では人の眼はまっすぐ正面をみたときにくろめの上1/4から1/5程度、上まぶたがくろめを覆っています。「眼瞼下垂」では、様々な原因によって上まぶたが垂れ下がってしまいくろめを充分に露出できない状態となってしまいます。

 眼瞼下垂には生まれつきのものと後天的な素因によるものとがあります。

生まれつきまぶたが下がっている「先天性眼瞼下垂」は、生来まぶたを挙げる筋肉の力が弱いまたは欠損している状態やまぶたを挙げる筋肉の神経に障害をきたしている状態が関与して起こるとされています。通常片側性ですが両眼のこともあります。

お子様でくろめが半分以上隠れてしまうような重度の眼瞼下垂では、ものを見る能力の発達を妨げてしまう要因となるために弱視になるリスクや正しい位置でものを見ることができずに斜視になるリスクが高まってしまいます。この場合には低年齢であっても早めに手術を受けることをお勧めします。手術をご希望される場合には、適切な時期と方法を医師と相談したうえで決める必要があります。

「後天性眼瞼下垂」は、加齢やコンタクトレンズの長期間装用によって、まぶたとまぶたを挙げる筋肉をつないでいる腱が弱くなるまたは部分的に傷ついたりすることが原因で起こります。この場合は、腱の膜を縫ってまぶたを挙げる手術が勧められます。その他、神経の麻痺に伴うものや自己免疫疾患などで眼瞼下垂を発症する場合もありますが、その場合には脳神経外科や内科での検査や診察が必要となります。

後天性眼瞼下垂をそのままにしてしまうと、見える範囲が狭く感じて見えづらさの原因となるだけでなく、肩こりや頭痛・めまいなどを引き起こして日常生活に不便を生じる可能性もあります。手術の適応となるかの判断は医師の診察が必要となりますので、まぶたの下がり具合が気になる場合には一度眼科受診をお勧めします。

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