朝8時から眼科診療
隣接駐車場完備。台数制限や区画の指定ありません

翼状片について

しろめ(結膜)とくろめ(角膜)との境目が障害されて、結膜が角膜の上に長い年月をかけてゆっくりと伸びて入り込んでくる状態を「翼状片」といいます。多くは鼻側に起こりますが耳側にもおこります。原因は不明なことが多いですが、赤道付近の地域で発症率が高いことや高齢者に多いことから発症には紫外線が関与していると言われています。

 程度が軽く、症状もなければ治療の対象にはなりません。翼状片は血管に富むためにときに充血を伴うことや厚みが増すとごろごろした異物感を感じることがあるため、このような症状が生じる場合には点眼治療を行います。

また進行する翼状片は三角形状に伸びてゆき、その先端がひとみの近くまで達するとレンズでの矯正が困難となるほどの強度の乱視を生じて視力低下の原因となります。さらに進行すると、見える範囲が狭く感じることや目の動きが悪くなってものが2つに見える複視を自覚するようになる場合もあります。このような場合には手術の適応となり翼状片の切除を行います。しかし手術で切除しても約5%程度の確率で再発することがあり、若年者ほどその頻度は高く、再発すると手術前よりも進行度も速いために早めの再手術となる場合もあります。  その他、外傷や熱傷などの修復過程によっても翼状片に似た外見や症状がみられる場合もあります。外見上、しろめの部分がくろめの上に伸びてくるような症状が気になる場合には一度眼科受診をお勧めします。

WEB予約受付 アクセス
MENU