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就学前健診を受けられたお子さまとご家族様へ

来春にご入学を控えておられるお子さまをお持ちのご家族様、各学校で就学前健診をお受けになられたと思います。

眼科受診勧奨の用紙をもらったお子さまも、もらわなかったお子さまもいらっしゃると思いますが、このコラムを通して就学前健診の重要性について理解を深めていけたら幸いです。

まず「就学前健診」とは、小学校入学の半年くらい前に行われる健康診断です。

学校保健安全法に基づいて内科・眼科・耳鼻咽喉科・歯科などの項目について検査を実施し、何らかの病気が見つかった場合には、必要な治療を開始して学校生活に備えることを目的として行われています。

では、眼科の視力健診についてお話していきたいと思います。

小学校入学後に黒板の文字を不自由なく見るためには、おおよそ0.8くらいの視力が必要と考えられています。黒板の文字がよく見えないままにしてしまうと、学校の授業についていけなくなり困ってしまいます。また、体育祭や文化祭などの行事ごとも見えづらいと十分に楽しめない可能性もあり、学校生活の様々な場面でお子さまに不利益が生じてしまうことが考えられます。そのような状況を防ぐためにも視力検査はとても大切なのです。

また、就学を控えるこの時期は視機能の完成をむかえる目にとっても重要な時期になります。強い遠視や乱視、斜視などがかくれていると弱視になってしまうこともあります。弱視は早期に発見・治療を行わないと視力の回復が見込めないことも少なくないので、見落とさないためにも就学前健診の機会はすごく大切です。

では、視力検査の結果は実際にどのように評価されるのでしょうか?

就学前検診では学校検診と同様に、370方式といわれる視力検査(A〜Dの4段階に区切って評価する方法です)が採用されています。

検査で結果がA以外の場合に、用紙が渡されて眼科受診をお願いされます。

 <370方式による評価>

 ・A (視力1.0以上):教室の1番後ろの席に座っても、黒板の文字がよく見えている。

 ・B (視力0.7~0.9):真ん中より後ろの席でも黒板の文字はほぼ見えるが、小さい文字になると見えにくいこともある。

 ・C (視力0.3~0.6):真ん中より後ろの席では黒板の文字が見えにくく、真ん中より前の席でも小さい文字の半分程度しか読めていない。

 ・D (視力0.3未満):教室の1番前の席に座っても、眼鏡などで矯正しなければ黒板の文字をはっきり読むことが難しい。

また、事前調査として行われる保護者への問診で問診票の項目に1つでも当てはまるような場合や、検査中の仕草や目の動きなどが見受けられた場合も眼科への受診を勧められることがあります。

<問診項目>

・頭を左右どちらかに傾ける、顔を左右どちらかに回す、あごを上(下)げる

・目(視線)が内側・外側に寄っている

・目を細めて見る ・

・もの極端に近づいて見ようとする

・上目づかい(下目づかい)でものを見る

・まぶたの形(大きさ)に左右差がある

・屋外に出ると非常にまぶしがる・嫌がる

・瞳の中央(奥の方)が白く光る

<検査中の仕草・目の動き>

・片目をかくすと極端に嫌がる

・検査中にかなり目を細めたり、顔を傾けたり、顔を曲げてのぞきながら検査をする

・検査中、目が揺れている

お子さまは大人が思っている以上に環境の変化に敏感です。

就学前健診では親元を離れて、ひとりで知らない人たちがいる中で検査を受けなければなりません。「人見知りをして緊張でうまく答えられない」、「早く終わりたくて適当に答えてしまう」なんてことも少なくありません。今回の結果が悪かったとしても決して悲観的になることはありませんので、是非お気軽に眼科へいらしてください。

問診項目や検査中に見受けられた仕草は単にお子さまの癖の場合もありますが、近視や遠視、乱視といった屈折異常や斜視・弱視によって起こっている場合があります。

用紙をお持ちになってご来院いただければ、詳細に検査・診察を行わせていただきます。

また今回健診でひっかからなかったお子さまも、普段の生活で目に関してご家族様の方で何か気になるようなことがございましたら眼科へ相談にお越しください。

昨今、学校生活では日常的にタブレット端末やパソコンの使用が増えております。

行き過ぎた近くをみる作業は目への負担を大きくさせてしまい、近視の進行などにつながるおそれもあります。

就学後も適切な学習環境の確保、きれいな姿勢を心がけてお過ごしください。

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